091219 番外篇 ソースとしょうゆ
本来このブログのようにそれは個人的な日記であって、妄想の排泄行為にすぎないが、
公開されていることでそれを外部から読むことができるために、そこに書かれていることが、
虚妄の排泄物であっても本当のことだと思って読む人がいるということである。
しかも、システム上、それが簡単にコピーできるため、一つの嘘が次々にコピーされて、
嘘も百回繰り返せば事実になるというナチスドイツの名文句が実現してしまうのである。
つまり、出所がわからない情報が大手を振って闊歩していることがあるということである。
眉唾くさい情報に対する反問が「ソースを示せ」であるが、そのソースが腐っている事がある。
庵主はソースと聞くと、とんかつにかけるソースしか頭に浮かばない。
情報にはソースをかけて食うのかと思ったものである。真偽を見分けるソースがあるのか。
がしかし、そのソースとは日本語でいえばなんてことない「情報の出所」のことだった。
そのソースが警察発表であっても、信憑性はまた別であるから庵主には困るのである。
押尾事件は警察発表によると「事件性はない」のだそうだ。ネットの情報と正反対なのである。
ソースときたらしょうゆの出番である。証拠と理由で、証由〈しょうゆ〉である。
ソースを示した上で、それが事実であることの証由は確認できるのかということである。
ソースだの証由だのという事件は、うまいお酒を呑むときの肴にはぴったりなのである。
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『「日本軍に入った朝鮮人が、一度も日本の土地を踏んだこともないのに、
シベリアへ抑留され、興安丸に乗せられ舞鶴に着いたとき、
功労のあった日本軍人として待遇されると思ったら国籍条項でその待遇には何の裏づけも
なかった。」同じ条件の日本人は恩給として8千万ぐらいはもらえただろうという。』
ネットで拾った記事がこれである。
運が悪い朝鮮人もいたということである。
ところで、同じ条件の日本人が恩給として8千万円も貰えたという部分は事実なのか。
証由は取れているものなのか。そう問うのは自分で調べるのが面倒くさいからである。
『ドイツユダヤ移民の混血語であるイディッシュ語で、エノラゲイ
天皇を殺せ
だもんな。
アメリカに投資するのは馬鹿』 ●出所(コメント欄)
こういうのもよくあるが、それが本当なのかどうか、不審の念は拭えないのである。
庵主や普通の人が知らないような言語を引っ張り出して来て、
それによるとこの言葉にはこういう意外な意味があるという言い方である。
古代朝鮮語で分かる万葉集とか、古代ヘブライ語で解く聖書の暗号というのもまた、である。