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091221 宇宙戦艦ヤマトの大吟醸

いま公開中の映画「宇宙戦艦ヤマト」の復活篇である。
最近のアニメにびっくりしてしまった。
その表現能力に、である。画面の立体感に、である。
平面のスクリーンに映っているのに奥行きが感じられるのである。

復活篇が作られるほどだから、客を呼べる映画なのだろう。
庵主もその宮川泰の勇壮な主題歌だけは知っていたのだから知名度は高いはずだ。
で、そのヤマトは戦艦とあるから、なにかと戦うための道具なのである。
わざわざ宇宙に出掛けて行ってどこに喧嘩を売っているのか興味津々で見に行ったのである。

時に2220年の地球。移動性のブラックホールに地球が飲み込まれるという危機に瀕して、
人類は、地球と似た環境の星であるアマール(の月)に集団移民することになった。
その移民船団を、なぜか襲ってくる艦隊があった。うれしいことに未知の敵がいたのである。
その襲撃から移民船団を守るというのがヤマトの活躍の場である。世に敵の種はつきまじ。

23世紀の宇宙空間でも殺戮が行なわれているという設定である。進歩してないのである。
殺し合いが生命現象の根源のようである。平和主義者は根本を取り違えているようである。
地球がブラックホールに飲み込まれて消失するとなったときに地球に残った佐渡所長は
一升瓶とともに終焉を待つのである。大吟醸「○○独○」が最後の友だったのである。

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今度のヤマトは、主題歌が佐々木功の歌ではなくアルフィーの歌に替わっている。
庵主は佐々木功の歌がヤマトだと思っていたからそれがないヤマトはなんとなく物足りない。
形は残っているが肝腎の芯がなくなっているというつまらなさである。一瞬白けるのである。
お酒でいえば、純米酒から本醸造酒に変わったようなものである。上品になったのである。

補遺 佐々木功は、いまは「ささきいさお」みたいである。
    なお、お酒の名前の「○○独○」の○は判読不能だった。
    原案が石原慎太郎の勇ましい映画である。大吟醸「自主独立」だったりして。
    案外、スタッフのいたずらで「石原独裁」だったかも。

by munojiya | 2009-12-21 00:02 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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