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091231 インの生活

自分にはインの生活は合わないのではないかと思って辞めたというのは
スポーツライターの生島淳〈いくしま・じゅん〉である。
インの生活というのは、会社員の生活という意味だろう。員の生活である。
員の生活よりも自分にはスポーツライターの方が向いているという判断である。

庵主も員の生活が合わなかった。生島氏のようにそれを越える才能があったわけではない。
一人遊びをする性格なので、組織の仕事がなじまなかったのである。
組織から見ると役に立たないということになる。両者の認識が一致してしまったのである。
それでも生きていけるのだから、ありがたい時代に生れたものだと感謝しているのである。

インといえば、院もある。
そういえば、 院という言葉はマイナス志向なのが可笑しい。
病院。できればお世話になりたくないのである。
養老院。できればそんなところで死にたくないのである。芸術院なんかそのものズバリ。

大学院の院生などは長年勉強したのにもかかわらず、その就職口は厳しいという。
インはインでも、公務員はいま我が世の春を吟じている。
その給料がいいということで、不況にあえぐ民間からは怨嗟の声が向けられている。
庵主は員の生活から飲の生活に横滑りしてしまったのである。堕落と見るか、昇華と見るか。

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生活的には堕落。精神的には昇華である。精神の安定的には、であるが。

by munojiya | 2009-12-31 00:38 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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