10-01-30 酒に恨みはないものの
『お父さん[故中川一郎]譲りの繊細さが、仇になり
お酒に敗けてしまったような印象を受ける [敗けるは原文通り。普通は、負ける]
最後が残念でなりません。 [最後は原文通り。普通は、最期]
お酒さえなければ
日本の首相にも
相応しい政治家だった。』
お酒に強い人は、神経は弱い人だったというわけである。
お酒が呑めるばっかりに、お酒に呑まれてしまったのである。
庵主はお酒がほとんど呑めないから、呑まれることはないが、
そのかわり大した仕事もできないのである。
バンバン仕事をして、酒で体に鞭打って頑張る人の方が世の中の役に立つみたいである。
それも生き方の違いであって、己の自尊心の支えとするところがお酒に関しては、
量が呑めることを誇るか、その味わいがわかることを誇るかの違いであるが、
それは体質によるから、お酒の呑み方にもいろいろあるということである。呑み手万流。
それでいいのである。お酒も一つ、呑み方も一つというのが一番つまらないのだから。