10-02-06 時局物 ドルジがドジル
好きとか嫌いとかは関係なく注目される存在のことである。
すなわち、好きと嫌いは反対語なのではなく、実は好きの程度の違いのことなのである。
つまり、好き・嫌いは興味有りということなのである。
その反対語は興味無しである。無関心である。どうでもいいということである。
お酒でいえば、うまいとかまずいとかいえるお酒は興味有りのお酒なのである。
これからは、それを有味い〈うまい〉お酒と書くことにする。
その反対のお酒は、うまくもまずくもなんともない酒をいう。関心無しの酒である。
有味いに対して、無味い〈まずい〉酒と書くことにする。
両者の違いは、有味いお酒からは造り手の気合が伝わってくるということである。
無味いお酒は呑んでもちっとも心が動かない酒である。寂しい、いや、つまらない。
で、スーバースター朝青龍本名ドルゴルスレン・ダグワドルジの引退(2月4日)である。
庵主は今では大相撲には関心無しであるが、朝青龍は嫌いだから興味有りなのである。
そのドルジ(ネットでの愛称)がドジってしまった。闇の世界をつついてしまったのである。
今の庵主にはあんな下品なモンゴル人を見世物にしている相撲協会に寄せる関心はない。
下品な「国技」より上品な國酒の方がずっとおいしい(心から楽しめる)からである。