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2010-03-12 非実在青少年

ネット界では評判が悪い自民党・公明党の「児童ポルノ規制法」に新手の武器が出てきた。
「非実在青少年」という概念である。東京都の提案である。
ほとんどキチガイ沙汰である。
都の自民党・公明党連合がその一点で否定される理由がよく分かるというものである。

アニメや漫画のキャラクターでも未成年者を描いたものでそれが性的視覚描写物なら犯罪だ
と認定する規制法である。こういうのを笑っていいものか、その本気に恐怖するべきなのか。
『「実在青少年」って言葉無いんだから、それに打ち消しの「非」つけたりしないで、
「架空青少年」って書けばいいんだよね

きっと「架空青少年」じゃ、馬鹿げた制度であるという、文面からにじみ出るニュアンスが
隠し切れないと思ったんだろうね』(499番)
それを言ったらアイドル産業も全滅だろう。アイドルも本質は「架空青少年」だからである。
アイドルという商品は買い手である青少年に性的視覚描写(妄想)を売っているのだから。

都知事が石原慎太郎ということで、その「完全なる遊戯」という小説が槍玉に上がっている。
白痴女を輪姦してトルコ風呂に売って最後は崖から突き落とすという粗筋らしい。
三島由紀夫が死ぬ前にその“小説”を絶賛していたという(19番)。変態の世界は不可解。
お酒には幻の酒というのがあるが、法律用語ではそれを「非実在日本酒」と呼ぶのだろうか。

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確定申告される方はこちらをどうぞ(ようつべ映像。音が出ます)。

Commented by みくしま at 2010-03-12 06:04 x
エアギターでJASRACの曲を弾いたら金を取られる時代になりそうですな
Commented by munojiya at 2010-03-13 11:11
みくしまさんに座布団5枚

東京都発案の「性少年健全育成条例改正案」(本名「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」)が空想力に科刑しようというのですから、その理屈が通れば、空想力に課税することも可能ということで、勢い付いてジャスラックが課金の範囲を拡大してくるにちがいないという皮肉が笑えます。
著作権者の欲望は笑いの宝庫です。
庵主はこういう可笑しい寸鉄が大好きです。
by munojiya | 2010-03-12 00:21 | 時局物 | Trackback | Comments(2)

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