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2010-05-04 やっぱりうまい本醸造「相模灘」

で、そのお酒はどこに売っているのかということになるが、
庵主〈あんしゅ〉は四谷の「鈴傅〈すずでん〉」で購〈もと〉めた。
「相模灘」の本醸造である。本醸造酒というのは日本酒にアルコールを混ぜた酒であるが、
「相模灘」の本醸造はやっぱりうまかったのである。期待通りにうまかったのである。

四合瓶で1155円(税税込み)だった。
この味わいでこの値段だからこれは大儲けの本醸造である。
実は、特別本醸造で、精米歩合が60%のお酒である。
精米歩合だけ見れば吟醸酒といってもいいお酒である。実際に下手な吟醸酒よりうまい。

それが本醸造という名前で売られているということである。
味わいを語るのに見掛けでいうのはなんであるが、
「相模灘」の本醸造の味わいは、いうなれば、隣のきれいなお姉さんなのである。
必要以上の色気がない可愛い顔をしているお酒である。

呑んでいて心楽しいのである。うまいといえる一線は軽く越えているから安心して呑める。
味わいの中に華がある。そしてそれが過剰な押しつけになっていない。
だから、気軽に呑めて、そして十分にうまい、呑んでいて気持ちがいいお酒なのである。
「相模灘」の本醸造は、庵主が納得できる数少ない本醸造酒の一つである。
by munojiya | 2010-05-04 00:07 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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