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2010-05-20 ガラケー、アニソン、三増酒

いずれも短縮語である。
知っている方が恥ずかしい言葉というのがあるが、それに近い言葉である。
分かる人はビョーキ(←古い流行り言葉であるが)といった感じの言葉である。
「ガラケー」はガラパドス携帯電話のことである。自虐を込めた矜持といった言葉である。

「アニソン」は前に取り上げたことがある。これが一発で分かる人には敬服。
庵主はTVを見ないので、知っている必要がない世界の言葉だった。
で、「三増酒」は知らない方が幸せな言葉である。「さんぞうしゅ」と読む。
お酒用語である。かつ内緒の言葉でもある。さいわい、今はそう呼ばれるお酒はなくなった。

同じようなものを造ると、酒税法上はリキュールとされるようになったからであるが。
三増酒とは、日本酒にその2倍量のアルコールを混ぜて増量したお酒のことである。
もとの日本酒の量の3倍量になるから三倍増醸清酒ということで略して三増酒である。
で、三増酒はうまいのか。それでうまければ全然問題がなかったのである。

果汁100%のジュースにその2倍量の水を加えたものがうまいかということである。
香りが乏しくなるから香料を加えるのである。甘味が足りなくなるから砂糖を入れる。
酸味が寂しくなるから酸味量を添加するのである。そういうジュースを飲みたいですか。
三増酒で糖類、酸味料が使われる理由である。三増酒の起源は戦後の原料米の不足による。
by munojiya | 2010-05-20 00:14 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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