2010-07-28 またまた事故米を使った蔵元が
と思ったら、2008年に起こった事件の後日談だった。後追いの処分だった。
そういう事件が起こったときには、事故米と知っているのに購入した酒造会社を
早急に明らかにしてもらわないと庵主は安心してお酒が呑めないのである。
多くは焼酎の蔵元みたいであるが、事故米の流通なんかどうなっているか分かるわけがない
庵主には、具体的にその事故米を買った酒造会社を明示してもらわないと対応できない。
もとはといえば、黴の生えた米を臆面もなく輸出したきたアメリカが悪いのだろうが、
そんな不良米を突っ返さずに受け入れた農水省の責任はどうなっているのだろうか。
それよりも、事故米の横流しは前回の騒ぎの時点で公然の秘密だと分かっていたことなのに、
その後の対応が後手後手に回っていた農水省はどうやって落とし前をつけるのだろうか。
思ってもいなかったことなので不手際は繰り返しませんという言い訳が使えないのだから、
はやくその弁解を聞いてみたいものである。
これからはきちんと管理しますから必要な役人の数を増やしてください、かもしれない。
お酒の原料に安心の「国産米100%」と表示すると行政指導〈いじわる〉されるという。
「事故米だとは知らなかった」という言い訳は通じない世界なのである。酒造りのプロは。
その信頼にお金を払っているということなのである。この説明も“プロ”の技である。