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2010-08-18 怖い話 お酒を呑む女

時は夏。
しかも時期は盛夏。
連日の猛暑にも飽きてきた頃である。
毎日、生ビールばかり飲んでいるものだからどんどん気力が薄れていくような気がする。

暑くて、けだるいので、なにもやる気がしなくなるということである。
もっとも、庵主は涼しくてもなにもやる気が起こらないから生来の常夏男なのかもしれない。
世の中には他人の分まで働く人と、庵主のようにのんびりした人がいるということである。
お酒を造る人と、それを呑む人の分離というのもそれなのである。造る人は少ないのである。

気力が薄れているときには、気合を入れるためにうまいお酒を呑むのがいいのだが、
話はそっちの方にではなく、納涼話の方に向かう。怖い話で涼を呼ぼうというわけである。
ゾーとする話には二つある。一つはその現実を目で見ることができる恐い話である。
通州事件の「中国兵」の振る舞いや、「白人」による広島長崎の原爆の惨状は恐いのである。

もう一つは、実態を見ることは容易ではないが、想像すると怖いという話である。
庵主は「恐い」「怖い」と書き分けるのである。怖い方がよりゾーとするのである。
女の酒呑みは怖いという話である。
女はお酒を呑んではいけなかった時代は健全だったようである。
by munojiya | 2010-08-18 00:21 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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