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2010-11-09 公益通報者保護法

政府がなぜか秘匿しようとしているビデオ映像が2010年11月5日の早朝に流出した。
秘匿する原盤を何十枚も作ってばらまいたのだろう。そうだったら秘密管理上はアホである。
尤も映像には個別に秘密記号がはいっているはずだから、それを見れば流出元がすぐわかる。
政府が秘匿する映像を公開した犯人はすぐ分かるはずなのである。

ところが、ネットの世論は、映像を公開した人物を英雄視する人が少なくないのである。
喝采する人が少なくないのである。映像を公開した行為は犯罪ではなく公益だというのである。
「公益通報者保護法」((p)http://law.e-gov.go.jp/announce/H16HO122.html
(目的)

第一条 この法律は、公益通報をしたことを理由とする公益通報者の解雇の無効等並びに公益
通報に関し事業者及び行政機関がとるべき措置を定めることにより、公益通報者の保護を図る
とともに、国民の生命、身体、財産その他の利益の保護にかかわる法令の規定の遵守を図り、
もって国民生活の安定及び社会経済の健全な発展に資することを目的とする。

さて、映像を公開した人は犯罪人なのか英雄なのか。
「中国船の船員が海保員を銛で刺し殺そうとしている映像」を公開したなら公益である。
今の政府がいかに嘘つきであるかを証明することになるから。尤も嘘つきは民主党の定義か。
庵主はうまいお酒の銘柄を惜しげもなく公開しているのである。公益を図っているのである。

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検察当局は、国家公務員法の守秘義務違反容疑で捜査するといっているというが、
公益通報者保護法とどっちが強いのだろうか。庵主は徒に犯罪人を増やすのは駄目だと思う。
検察が検察を調べるという泥棒と犯人を一人でやっている今の検察じゃリンク先で揶揄される
のが落ちなのである。民主党が可視化をいうのならビデオを全部見せるのが筋じゃないのか。

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補遺であるが、公益の定義は「法に違反する行為を通報した場合」をいうらしい。
今回の、政府のやり方に対する憤懣をぶちまけただけの“通報”は
それに当たらないので保護法の負けのようである。
テロ情報の流出と違って、実害がないのでいたずらに犯罪人を増やさないことである。

by munojiya | 2010-11-09 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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