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2011-01-01 上洛の時代

京都にはいることを入洛という。
ニュウラクと読むのが普通だが、わが「説謬辞典」によるとジュラクとも読むとある。
アメリカの債務は、いまや1京円に達するという読書人の見解がある。
京は、兆の一つ上の単位である。

その京を、キョウと読む人と、ケイと読む人がいるが、キョウと読むべきだろう。
1ケイ円と聞くと1K円と誤認する可能性があるから。それでは1000円になってしまう。
京の単位は、すでに狂気という意味でもキョウと読むのが正しい。
ついに世界経済が京に入るということで上洛である。京は庵主の想像力の限界を越えている。

世界にはそれほどのお金が溢れているのに、庵主のところにはちっとも回って来ないのは
ご同輩と同様の疑問であるが、お金は虚像だからそんなものを追いかけてもしょうがない。
虚業の虚はそれである。堅気は、実像を追いかけるべきなのである。実像を真っ当と呼ぶ。
お酒なら本当にうまいお酒である。うまいが実体、まずいというのは虚像なのである。

うまいお酒を知っているということは実体を見極める能力を必要とすることである。
幸いなことに、虚像は掴みようがないが、実像は実際にたしかめることができる。
うまいお酒は呑めば一発でわかるのである。しかしほとんどのお酒はまずいのが現実である。
が、しかし、数少ないお酒にはうまいものがある。庵主はそれを真実と呼んでいるのである。
by munojiya | 2011-01-01 00:41 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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