2011-02-15 火曜日 パンとワイン
それ以外のいわゆる菓子パンは菓子の類〈たぐい〉であって、パンではないのである。
それが庵主の「パン」という言葉の語感である。フランスパンはおにぎりといったところだ。
当然、他の人は「パン」という言葉に対する思い入れは異なることだろう。
それでも意味が通じるのだから、世の中はけっこういい加減だということである。
いや、いい加減だから、世の中は回るのである。
その許容量〈いいかげんさ〉のことを遊びという。
ハンドルに遊びがなかったら恐くて運転できない。
もし内臓が納まっているおなかの中に遊びがなかったなら手術はできないのである。
だから、うまいお酒とまずいお酒があるから世の中は楽しいということである。
まずいお酒は、無くてはならない遊びなのである。庵主はそんな遊びをしたくないが。
パンというのは庵主にとってはたいしてうまくないものというのが既定値なのである。
しかし、そのパンにうまいパンがあったのである。
いわゆるデニッシュパンではないただの角食に、である。
「ほんとにうまいパンはそれだけでたべてもうまい」と書いていた人がいるが、
庵主もそれに同感なのである。そのパンがあるゆえにそのワインが一層うまいのだから。
いつも楽しく拝見しております。
脱線しますが、トーストにチーズと海苔をのせ、醤油を1~2滴
垂らしたものを肴に、一杯やるのも以外と良いですよ。
焼酎にもあいます。焼酎は熊本鳥飼酒造の「吟香 鳥飼」なんぞもフレッシュで良くあいます。
つまらないコメントで申し訳ありません。