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2011-02-21 お酒を萎えさせるNG言葉

お酒の造り手を萎えさせるNG言葉である。
『■ 「安月給だね」→(と、矢印以下は庵主の変換)安酒だねぇ。
「こんなはずじゃなかった」→こんなまずい酒だとは思わなかった。
「身長、低いんだね」→レベル低い酒だね。

「ま、できるとは思ってないけどね」「無能だよね」→金賞を取れるとは思ってないけど。
「同期のAさんは昇進したらしいよ。あなたは?」
 →農大同期のAさんは新酒鑑評会で金賞取ったらしいよ。あなたの蔵はどうなの。
「上に立つタイプじゃないよね」→先端をいく味わいじゃないよね。

「草食系だよね」→しょせん普通酒だよね。』 参考にした(太字の部分の)記事
なるほど、言葉には人を元気づける言葉と、萎えさせる言葉があるのである。
まずいお酒が出てきたときに、それを従容として呑めないようでは酒呑みじゃない。
まずいお酒を貶してもうまくはならないからである。

ならば、それをなんとかしてうまく呑む方法を考えるのである。
そういうお酒でも長所はあるのである。視点を変えて美点を探すのである。なければ作る。
言葉を操ってお酒を美化して嗜むのである。讃えて呑むのである。悪酒は恰好の酒の肴である。
「懐に優しいお酒だねぇ」「破天荒という言葉を思い出す画期的なお酒だね」という具合に。
by munojiya | 2011-02-21 00:41 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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