庵主は箱は呑まない
普段は桐箱入りで720ML8000円ですが、
お酒が好きな人のために化粧箱を付けずに
今回は5250円で提供することにしました。
と、ある酒販店のサイトにあった。
商品のパッケージは高く売るためには蔑ろにできないが、
高級酒になると
素人が見てもたしかに箱代にお金が掛かっていることがわかる。
もちろん高級酒となると
第一の用途は贈答品である。
それなりの身形をしていないと困る。
その過剰包装はまた日本の文化なのである。
一方、庵主は箱は呑まないので
実用包装でいいから
中身のうまいお酒だけを売ってほしいと
思うのである。
紙箱だっていらない。
瓶を包む白い紙袋もいらない。
ポリフィルムの包装もいらない。
買った時に包んでくれる緩衝材もいらないのである。
お酒を呑んだ時には
その値段を踏むのである。
当たればうれしい。
庵主が踏んだ値段より売値が安かったらなんとなく得したような気になる。
庵主はお酒しか呑まないから
手の込んだ瓶とか
りっぱな化粧箱に入っている
お酒には興味がない。
時にはかっこいい瓶にはいったお酒があるが、
中に入っているお酒がたいしたことがないという例が少なくないから
お金がかかっているような瓶を見るとついひいてしまうのである。
普通の瓶にはいった質実剛健のお酒がいいのである。
一升瓶にはいろいろな色がある。
無色透明な瓶がある。
曇りガラス様の瓶がある。
緑の瓶がある。
青い瓶がある。もっと濃い藍色の瓶がある。
多いのは一番実用的な感じがする茶色の瓶である。
反対にいかにも高そうな黒い瓶がある。
逆に真っ白な陶器のような瓶もある。
焼酎には真っ赤な瓶にはいったものもある。
庵主はまた瓶の色も呑まない。
呑んで空いてしまえば捨てるだけの瓶である。
庵主は中身のうまい酒だけが呑みたい。
R瓶というのがある。
瓶の表面に丸にRのマークが浮彫りついている。
何回も洗って使うことができるリサイクル瓶のことである。
その容量の代表的なのが500MLなのである。
一升という容量は日本人の体に合っているものなのだろう。
500MLという量が中途半端なのである。
牛乳やジュースならそれでもいいが、お酒だとなんとなくしっくりこないのである。
でも中のお酒を呑めればいいのだからR瓶で十分だと庵主は思うのである。
