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2011-03-30 日本酒の正しい呑み方

ここでいう正しい呑み方というのは、お酒を覚えるための呑み方のことである。
品のいい呑み方という意味ではないので、それを人前ではやらない方がいい。
お酒を覚える方法は、どんな酒でも同じであるが、比較して呑むということである。
お酒を買うとき、最低二種類のお酒を同時に買ってきてそれを呑み比べるのである。

呑み比べないと味わいの違いが覚えられないからである。
一本ずつ呑んだので、どれもそれなりにおいしくて、それだけで終わってしまう。
比較して呑むと、甘い辛い、うまいまずい、好き嫌いがおのずから判るのである。
二本とも嫌いな味わいだったとしても、その酒質の違いは覚えられるのである。

うまいも特徴なら、まずいも特徴である。
いろいろなお酒をたくさん呑んだ方が勝ちなのである。
世の中には、それまでの経験からは想像もできない味わいのお酒があるということである。
ときに、本当にうまいお酒がある。

口にした時から、うまいと感じるお酒がある。
いくら呑んでも、なお体がそれを求めてやまないお酒があるということである。
呑めないはずの庵主が本当に盃を重ねるお酒があるのだから間違いない。
そういうお酒との出合いがあるからお酒は楽しいのである。まずは、一献である。
by munojiya | 2011-03-30 00:07 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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