2011-04-19 期待大、充足感中、満足感少 その評価
一升3150円のお酒はちょっと買いにくいのである。ためらいを感じるのである。
それが口に合ったときは全然問題ないが、そうでなかったときは呑むのがきついからである。
一合のお酒なら、かりにひどいお酒であっても鼻をつまんで呑めばなんとか呑み干せる。
また一升一万円のお酒も買いにくいが、一合千円なら気楽に買えるのである。
「獺祭」の「磨き二割三分」も300ML瓶なら2100円で買えるのである。
それは買ってまで呑むお酒ではないが、出合ったら躊躇わず呑んでみたいお酒である。
買ってまでというのは庵主の事情であって、財布とのカラミゆえなのでお酒の評価ではない。
2100円ならちょっと心が動くのである。「獺祭」である。「磨き二割三分」である。
もっとも一年に一度呑めばいいお酒だから、酒呑みならその程度の機会はあることだろう。
「獺祭」のようなお酒は神棚に上げておいて、普段はもっと気の置けないお酒を呑むのである。
謹んで呑むのではなく、楽しんで呑むのである。超別嬪よりも隣の美代ちゃんである。
で、ちょっと気のきいたお酒が呑みたい。「常山」は気になるそういうお酒である。
「製造年月日 2011.3.月」詰めのカップ酒と目が合ったので早速呑んでみた。
ただ庵主は今花粉症真っ最中なのである。いいお酒を呑んでいるという充足感は満たされる。
その質感に満足しながら、そんなわけで微妙な味わいが分からなかったのである。花粉症め。
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「常山」を醸しているのは常山醸造である。
ただし、蔵元の読み方は「
「常山」の評価はまた先の楽しみとなったのである。花粉症が明けてからである。
そういう期待大のお酒を庵主はいくつも持っている。「いつかは常山」という楽しみを。
『花盛』はもっと紛らわしいことになっているのであります。
「花盛」とはまだ出合いがありません。
「由紀の酒」さん(http://yukinosake.exblog.jp/6864766/)で見たらおいしそうなお酒です。
「いつかは花盛」。楽しみがまた一つふえました。