2011-04-27 時には地図を見ようか
最初からこれを出してくれればいいのである。
どこの土地が放射能で汚染されてるいるかがすぐ判る地図である。
その土地で取れた作物や牛乳は放射能でかなり汚染されているとみて間違いないだろう。
放射能の汚染は、原発を中心に同心円状に濃度が薄まっていくわけではないようである。
原発から等距離の土地が同じように汚染されているわけではないのである。
特定の方向の汚染が高くなっているのである。
風向きの関係なのか原発の北西、飯舘〈いいたて〉村あたりは放射能濃度が高いのが分かる。
放射能で汚染された野菜は義をもって食べるのが勇気ではなく廃棄するのが勇気なのだという。
勿体ないと思うがそれしかない。造り手の誠意〈まごころ〉の問題である。
事故米で焼酎を造ってしまった西酒造の「薩摩宝山」も全量それを廃棄したという。
庵主はどうやって廃棄したかは確かめていないけれど。他の焼酎に混ぜてはいないだろうが。
あとから鹿児島県が毒米を使ったその焼酎を検査したら残留毒は検出されなかったという。
しかし、蔵元(造り手)の誠意としてそれを世に出すことはしなかったのである。
今度の汚染地図はネットではすでに公開されている同様の地図と合致する。
双葉町、大熊町、飯舘村といっても分からないが、地図を見るとよく分かる。危険なことが。