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2011-05-05 たしかに上手なオバマ演説

ブラジル訪問中のオバマ米大統領は[2011年3月]20日、リオデジャネイロでの演説
で東日本大震災に触れ「日本の危機が過ぎ去るまで、われわれは日本人と共に祈り、共に立ち
向かい、共に再建する」と述べ、今後も各国と協力して支援を惜しまない考えを強調した。
出処
アメリカの大統領は最近は役者の仕事になっている。シナリオライターが演説を書いている。

「日本の危機が過ぎ去るまで、われわれは日本人と共に祈り、共に立ち向かい、共に再建する」
という部分に感心するのである。力強い言葉である。頼もしい言葉ではないか。
誰が書いているものか、ワシントンには上手〈じょうず〉の演説ライターがいるのである。
で、多くの人がその演説に共感を覚えてしまった気持がわかるような気がするのである。

言葉の威力である。庵主も上の演説でそれを感じたからである。上手〈うま〉いものである。
その威力の根源は連帯感なのである。
お酒のうまさもそれなのである。
造り手の気合と呑み手の期待がぴったりあった時の快哉がそのうまさの神髄である。

人は一人では生きていけないのである。
いや、逆である。一つの命が全体を支えているのである。
命は繋がっていてその全体が命なのである。
相手の気合が分かるということはそういうことなのである。

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で、オバマさんは、思いやり予算の半分を今度の地震のために返上してくれるのでしょうね。
「共に再建するために」。
そうでないなら、口先だけの演説なんぞはだれでも言えるということである。
本物の演説の魅力を庵主に味わわせてほしいのである。

by munojiya | 2011-05-05 10:46 | 時局物 | Trackback | Comments(0)

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