人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2011-05-06 芸人三昧、ついでにお酒三昧

横浜に「芸人三昧」という興行師がいる。
いつも赤字公演だから、世にある言葉でいえば、その活動はボランティア活動である。
自分の身を切って客を喜ばせているのである。
快楽亭ブラックという落語家がいる。

立川談志の一門だから、しかもAコースだから、その芸は一流である。
この場合の一流というのは、優品〈ゆうひん〉という意味ではなく、
一つの芸域を切り開いたという意味である。極めて“下品”なのである。異端である。
じゃ、噺は下手なのかというとこれが上手いのだ。そのギャップにしびれるのである。

お酒でいえば、しっかり酔えるいいお酒である。呑んだという実感が味わえる。
きのうは(5月4日)は芸人三昧の「快楽亭ブラック毒独演会Vol.10」を聞きに行った。
そのあとにブラック師の落語を肴にして呑んだのである。定量以上に呑んでしまったもの
だから、すっかり酔ってしまい、ブログの更新がいつもの時間にできなかったものである。

今度の東電の放射能テロでは落語家も大きな被害を受けているという。
自粛で実入りのいい仕事がどんどんキャンセルを食らっているのだという。
寄席に出ても貰えるギャラなんてのは雀の涙なのだという。席亭が渋いからだという。
なので落語家は「寄席」と書いて「ボランティア」と読むのだそうだ。

-----

その快楽亭ブラックが、ファンが差し出した色紙に書いた言葉が「鬼畜東電」。
立川流は門下にAコース・Bコース・Cコースの区別があるという。
Aコースは専業の落語家、Bコースは有名人などの兼業の落語家、Cコースは噺ではお金が
稼げない素人の弟子をいう。師匠に納める上納金の金額が異なるという。

by munojiya | 2011-05-06 00:28 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya