2011-05-31 5月の末に飛び込んできた大ネタ
もんじゅである。
駄菓子本では、それを「悶呪〈もんじゅ〉」と書いている。
駄菓子本ネタだから、「むの字屋」における分類では笑い話である。
ネットには、誰が思いついたものかよく分からない、出処不明の地図が出回っている。
中国の、日本分割支配地図というのもあった。
誰が作ったのか分からないのに、相当の名前がある人も無批判にそれを紹介している。
アメリカ合衆国の6分割統治案という地図もネットで見たことがある。出処〈おもわく〉不明である。
今度の「もんじゅ被害想定エリア」も製作者がよく分からない地図である。
“絶対事故が起こらない”原発で事故を起こす技術力を発揮した日本の原子力業界である。
「絶対安全」なもんじゅで何をしでかすか、悪い想像がふくらむのである。
それにしても、その地図を見ると、日本は狭い国なのだとつくづく思うのである。
もう一つ、つくづく思うのは、原発と命を引き換えにはしたくないなぁということである。
浪江町の「磐城壽」が呑めなくなる前にそのお酒に出合えたのは庵主にとっては僥倖だった。
福井のうまいお酒も今のうちに呑んでおかなくちゃいけないのかも。
「梵」、「一本義」、「福千歳」。「早瀬浦」も「花垣」もある。福井は宝物だというのに。
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もっと怖い話。その「常陽」の正体が分からないからいっそう怖いのである。
『でも、マジで洒落にならんくらいヤバいのは「もんじゅ」じゃなくて、
「常陽」なんだけどな。』(52番)
『もんじゅうこわい』(54番)
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『誰か、もんじゅの偉大さを産業[三行]で頼む』(152番)
『空気中で爆発するナトリウムと、
少しの制御誤りで即臨界のプルトニウムが織り成す、
夢のコラボレーション』(157番)。笑っている場合ではないのかもしれないが可笑しい。