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2011-06-18 笑い話 物は考え様

最近、節電という意識を捨てた
代わりに1円たりとも多く東電ごときに支払うものかと考えるようになった
すると電源を切ることが楽しみに変わってきた
駄菓子本(268番)
物は考え様であるということである。

「考え様」の「よう」は「様」でよかったっけ、自信がない。調べる気もないのである。
なるほど、まずいお酒も発想を変えれば案外おいしく呑めるものなのである。
不味いお酒を不味いといっても旨くはならないからである。
そういうお酒を楽しく呑む方法を考えればいいのである。

まず、一口含んで、そのお酒がなぜ不味いのかを確かめるのである。
アルコールの混ぜ過ぎで、アルコール臭いせいか。
原料をケチったものだから、味わいに深みがないからか。
安い酒でもなんとか呑ませようという造り手の意欲が感じられないからか。

ならば、それをどうやって呑んだら楽しく呑めるかを思い描くのである。
こういうお酒があるからこそ普段呑んでいるお酒が一段とうまく感じるのだと感謝すべきか。
と思いあぐねているうちに不味い酒もいつの間にか空になるのである。あー不味かった。
そして、次は真っ当なうまいお酒を呑むのである。不味い酒は不味いと言って呑むのである。

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伊丹一三(当時。後に十三に改名)の本に、目玉焼きの食べ方という話があった。
どう食べてもきれいに食べることができない目玉焼きをどうやって食べるかというネタである。
こういう食べ方をする人もいるし、こんな風に食べる人もいるよねと、そういう食べ方を一々
実演しながら目玉焼きを食べてしまうというテクニックである。その手法の応用である。

by munojiya | 2011-06-18 00:24 | 笑い話 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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