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2011-08-08 「アイスプラスビール」

氷を入れて飲むビールである。
キリンの「アイスプラスビール」である。
ふつう、ビールに氷を入れて飲む人はいない。
氷を入れるとそれがとけてビールの味が薄まってしまうからである。

「アイスプラスビール」は氷を入れても味が崩れないように設計されたビールである。
味わいは濃いめである。そしてちょっと苦みがかっている。
庵主はその苦みが気に入ったのである。その「まずさ」に、はまったというべきか。
最近は、苦みのあるビールでないとうまいと感じなくなったからである。

「本ビール」でも、冷やして飲めば十分うまいのである。
まずいと気がつく前に飲み終えてしまうということである。
そのかわり、ビールを飲んだという満足感が残らないのである。
喉を潤すだけなら本ビールでも可、味わうならIPAなどの苦みのあるビールにしくはない。

煙草のみに言わせると、最近の“健康”煙草は、味がスカスカで吸ってもうまくないという。
糖質をカットした発泡酒とか本ビールなどはそれと同じ轍を踏んでいるのである。
煙草もビールも、見掛けは美しくなっているが間違いなく劣化しているということである。
お酒もそうだが、飲みやすい酒というのは実は劣化なのではないかと懸念しているのである。
by munojiya | 2011-08-08 00:34 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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