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2011-08-31 右翼が見ても左翼が見ても怖い映画

だれが、何のために作ったのか分からない短編映画(そのサイトの中程にある映画)。
小説でいえば、ショートショートというスタイルである。
昔のアメリカ製のTV番組に「ミステリーゾーン」というのがあった。
それに似たスタイルの「23分間の奇跡」という短編だから山椒映画とでも呼ぶべきか。

山椒は小粒でもピリリと辛い、である。海外の原案を翻訳したかのようにクールである。
映画屋さんの手にかかると、23分で気分は変わるということである。
思想というのはきまぐれなのである。
気のきいた言い回しをされたらそっちの方に心は傾くのである。

観念なんてのはその程度のものだということである。
正義とか宗教というのは、気分が変わればどうにでもなるものだということである。
そうでなければ、この前の戦争で一夜にして皇国史観から民主主義に変わるわけがない。
その時々の気分で変わるものを流行という。変わらないものを不易という。

不易をもって真実というが、真実のいいところはぶれないという安心感なのである。
空母から飛び立った機が元の所に戻って来たら艦がないというのでは安心して飛び立てない。
庵主がお酒のうまさを真実というのは、いくら嘘で飾ってもまずい酒はまずいからである。
うまいお酒とはぶれない味なのである。観念ではなく体が納得できる味のことなのである。
by munojiya | 2011-08-31 00:18 | 酒の肴 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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