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2011-09-10 「鍋島」の誉れ

世界最大級のワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の授賞式
[2011年9月]6日夜、ロンドンで開かれ、日本酒部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」
に富久千代酒造(佐賀県鹿島市)の「鍋島 大吟醸」が選ばれた。
』(拠所)という。
「鍋島」は庵主がいうところのうまいお酒の一つである。

「鍋島」の名前を酒祭りに見ると庵主は心が動くのである。
呑みたい。が、それを呑んだら他のまだ知らないお酒が呑めなくなるというジレンマである。
なんといっても、庵主の定量は正一合だからである。
夏場などは、うっかり最初に生ビールを飲んだら次が呑めなくなることがあるのである。

「鍋島」の大吟醸がIWCの日本酒部門で最優秀賞を受賞したと聞いても、
庵主にとってはそれは当たり前のことなのである。
快挙でもなんでもない、世界は、いまごろそれに気がついたのかという思いだけである。
それまでうまいお酒を知らなかった人に、最初に「鍋島」の純米をすすめたことがある。

爾来〈じらい〉、その人はすっかりお酒のうまさにはまってしまったのである。開眼した。
「鍋島」がうまいで始まったお酒が、さらに味わいが異なるうまさのお酒を知り、うまいお酒
の酒銘をおぼえて、今では逆に庵主の知らないうまいお酒を教えてくれるようになった。
つまり、人にうまいお酒を教えると、その余得は巡り巡って庵主に戻ってくるのである。
by munojiya | 2011-09-10 00:26 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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