2011-10-29 今月の爆笑笑い話
『たまには自称ジャーナリストとしての矜持を示せ』拠所
「自称なにそれ」というのは、他人の仕事〈つかえごと〉を馬鹿にするときの枕詞である。
なんにも仕事をやっていない人を嗤う言葉である。
遊び人なら、それを真剣にやっているのだから、自称なにそれよりもまだ増しなのである。
庵主をいうなら、「自称酒呑み」ということになる。
なぜ「自称」かというと、なんにも仕事をやっていないからである。
では、真面目にお酒を呑んでいるかというと、大して量は呑んでいないのである。
なぜそれで生きていけるのかというと、仕事をしなくても一人で時間潰しができるからである。
今は多くは60歳が定年ということで、仕事を強制的にやめさせられるのである。
仕事がなくなった人はその後の10年、いや20年をどうやって時間潰しをするのか。
一人で遊ぶことができない人は、お酒を呑むがいい。時間が面白いように過ぎていく。
呑む時は、うまいお酒に限るのである。安いお酒だと酔い覚めがよくないからである。
お酒を呑んで体を痛めたのでは生きつづける力にならないではないか。酒はガソリンである。
いまは、ジャーナリスト〈三国人〉を名乗る人たちの見識が見透かされているのである。
読者からハッパを掛けられるようじゃ、羽織ゴロ〈ジャーナリスト〉もおしまいなのである。
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「ジャーナリスト」に付けた漢字ルビの「三国人」は「どっちつかず」と読む。
読者の側に付くのか、金主〈スポンサー〉に付くのか、右顧左眄している様をいう。
戦勝国の利に着くのか、敗戦国の義に着くのかはっきりしないのが「三国人」である。
金に靡くことでは一貫性があるが、核心においては当てにならない人たちのことである。