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2011-11-17 余外篇 これは食えないラーメンだ

先に、とんでもないラーメンと書いたが、とんでもなくうまいとは書いていない。
食えないラーメンと書いたが食べられないラーメンだという意味ではない。ユニークである。
庵主の想像を絶する味わいのラーメンだったということである。個性的な味なのである。
庵主は、ラーメンはまずそのスープを味わってみるが、そのラーメンのニオイは異様だった。

品川駅の渋谷寄りの高架下にラーメン屋が七~八店集まったラーメン街がある。
札幌のラーメン横町(横丁だったか)まで行かなくてもラーメンの梯子ができるのである。
横浜にはラーメン博物館があるというからラーメン屋もコンプレックスが流行りなのか。
ラーメン屋が並んでいるとつい食べたくなって来るのである。誘客効果はあるのである。

誘惑に負けた。そして適当に入ったのが黒味噌ラーメン(庵主初めて)が売りの店である。
出てきた黒味噌ラーメンが凄かったのである。凄くうまいとは書いていない。
そのニオイは食欲をそそる匂いではないのである。食品にはそぐわない臭いなのである。
押し入れの埃〈ほこり〉のような陰気臭いニオイである。癖の強い味わいと言い換えておこう。

庵主がこれまで食べたラーメンの中ではダントツに凄いラーメンである。
勇気のある人のために、お店の名前は「初代けいすけ」である。黒味噌780円である。
竹炭を使っているというから、そのニオイなのかもしれないが初めて食べるとゾーとする。
お酒なら、想像を絶した味わいというのはうまい場合が多いのだが、ラーメン界は地獄だ。

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その「黒味噌ラーメン」のチャーシューはうまかった。ただ庵主には勇気がないのである。

by munojiya | 2011-11-17 00:10 | 余外篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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