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2011-11-21 味醂話(5/5)

(2)純もち米仕込みだから
「米1升、みりん1升」の本格みりんは、米の旨みたっぷり。同じ米から、醸造用糖類や醸造
用アルコールを加えて3倍4倍に増量されたものにはない、自然なおいしさがあります。

味醂は糯米で造ると分かる。水ではなく、アルコールを混ぜても「水増し」という。

いうならば、砂糖を水で薄めて、甘さが感じられる最低の濃度にするようなものである。
よく言えば必要以上の甘さをカットしてその分を増量して安価を追求した合理的精神である。
お酒でいえば、アルコール度数が15度もなくても酔えるのだから、水で割って低アルコール
にすればもっと量が呑めるというわけである。量が増えれば酒税は容量税だから増収になる。

(1)飲み比べて下さい
500年も前に甘いお酒として醸造され、飲み親しまれてきたみりん。伝統的な醸造法を受け
継いだ三河本場のみりんは、キレのよい上品な甘さと濃醇な味わいがあります。

お酒の善し悪しは呑み比べると判るのである。逆に言うと、呑み比べないと判らない。

一本だけ出てきたら、うまいのかどうか判断に困ることがある。
それが格段にうまいお酒なら一口で判るのだが、そうでない場合は、真っ当な酒なのか
簡易な酒なのか区別がつかないことがあるのである。←困惑のあるある。
最後は呑み比べである。そうすれば多くのお酒が呑めるからである。酒呑みの悪智慧である。
by munojiya | 2011-11-21 02:03 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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