2011-12-14 やっぱりうまいサントリーの限定醸造ビール
サントリーのビールといえば、一時は「不味い」ビールの代名詞だったのである。
しかし、その限定醸造はその主張のあるラインとは違うビールである。うまいのである。
そのうまさを引きずることなく、未練なく切り捨てて次を造るという潔さが亦いいのである。
先の限定醸造ビールである「レッドロマンス」はお笑いビールだったが、
今度の「深みの逸品」は見事前回の汚名を返上して飲み応えのあるビールを楽しませてくれた。 ●魚拓
大手ビールメーカーが造るビールとは思えない味わいなのである。なおセブンイレブン限定。
限定醸造なので、売り切れたら飲めなくなるから目にしたら是非味わってみることを勧める。
能書を、英語だと駄目だけれど、日本語で書いてあると庵主はよく分かるのである。
『7つのこだわり
1,麦芽を贅沢に使用した濃密な旨みと豊かなコク
2,ハラタウ産アロマホップ100%の爽やかな香り
3,アルコール度数6.5%の力強い飲み応え
4,麦芽100% 5,天然水100%仕込
6,デコクション製法(※1)
7,レイトホッピング製法(※2)』。いかにもうまそうなのである。事実うまいのである。
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『※1 糖化工程で麦汁を煮沸することにより、麦芽の旨みを
引き出しています。
※2 麦汁煮沸工程で終了時にホップに投入。ホップの
香りを引立たせています。』
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そのパッケージを褒めるのは気が引けるが、この缶ビールはそのデザインもいいのである。
菱形模様を連ねた地紋と、その真紅の色遣いが庵主好みである。
缶の表面印刷が、見た目が漆塗りのように見えるのである。美術品のような質感を湛えている。
飲み捨て缶には勿体ないような出来栄えである。これは庵主の経験則の唯一の例外である。