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2012-03-04 花粉モード

最近、ちょっと鼻がつまるのである。
数日前だったか、滅多にくしゃみなんかしないのに立て続けにくしゃみが3回出たのである。
沈香も焚かず屁もひらずの庵主のことだから、噂をする人もいないことだろうから、
それは人の話題に登っているくしゃみでないことはたしかである。

そうだ、今は、花粉症の季節だということを思い出したのである。
今年の花粉は、放射能をたっぷり含んでいる花粉の筈〈はず〉である。
今年の春は「命懸け」の春なのである。
そのことを、庵主がなんとも思っていないのは、防ぎようがないからである。

原発の現場でも、放射能よけのマスクを、それをしていると息苦しいということで、
外して作業する作業員がいるのだという。
マスクなんか、わずらわしいからである。
映画「タイム」でいえば、命(時間)と引き換えに「自由」を買うというわけである。

息苦しいことから逃れられるのなら、多少の対価(時間)を払ってもいいと思ってしまうのだ。
鼻が詰まりはじめると、香りが十分に味わえなくなる。
その時の官能ではなく、それまでの経験による観念で香りを類推するようになるのである。
それでは、お酒を呑んでもつまらないので、ここしばらくはお酒を控えるのである。

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香りのない食い物なんか面白くない。それを逆用して作ったのが香料多用の加工食品である。
お酒にも、香料があるのである。付け香である。吟醸香をまぜる技術である。
ただし、そういうお酒は酒質が薄いからすぐばれてしまうのである。馬鹿にされるのである。
というより、そういうお酒は呑んでもつまらないから、すぐ飽きてしまうのである。

by munojiya | 2012-03-04 00:03 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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