2012-04-10 絶対ひっかかる見出し
嘘は書いてないのである。
読む人が勝手に誤解してしまうのである。
話の内容が期待しているものと違っていて、異次元の世界の話が展開されるのである。
その見出し『40歳にもなって17歳年下の彼に振られました
彼の結婚式にウェディングドレスを着て参列し、復習を考えてます』(新駄菓子本1番)
『阪急電車かよ』(7番)。
この意味が分かる人は映画の選択眼がいい人です。解説は「ムービー」の「劇場予告編」の方。
そういう人は、うまいお酒の「うまい」の意味もちゃんと判る人だろう。
そういう人にこそ、真っ当な、うまいお酒を味わってみてほしいのである。
そして、そういう人にお酒を紹介したら呑みながら涙していたことは前に書いた通りである。
お酒の「うまさ」とは、日本人が描いている理想像だからである。
外国人がそれを観念的に理解するとしたら、日本人は体で感じることができるのである。
言葉がいらない「うまさ」なのである。
だから、逆に言うと、そのうまさを表現する言葉に窮するのである。
呑めば分かるのに、言葉で伝えられないのがもどかしいのである。
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復讐ではなく、復習となっているところがミソか。もう一度やり直したかったというオチかも。