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2012-06-12 遅れ馳せながら平岸天神

YOSAKOIソーランである。
2012年の優勝チームが平岸天神だということで、さっそくユウツベを当たったらあった。
その映像が。
すごい、うねっている。躍〈おど〉っている。生命感がある。そして、見ていて面白い。

群舞である。ああ、生きている、動いている、繋がっているという躍動感がある。かつ乱舞だ。
乱れがいいのである。
北朝鮮のマスゲームにはその乱れがない。見た目は綺麗なのである。しかしつまらない。
楽譜を弾く演奏家がいる。その技術は高いが、そこに心躍る音楽はない。禁欲の音楽である。

音楽を弾いている演奏は楽しい。乱れていても楽しいのである。解放の音楽〈しらべ〉である。
庵主は楽譜の演奏を聞きたいのではない(その技術も有用)。音楽を楽しみたいからである。
お酒もそうである。欠点のないお酒を呑みたいわけではない。鑑評会の審査員じゃない。
うまいお酒を呑みたいのである。お酒を楽しみたいのである。

可もなく不可もない、のっぺらぼうのお酒はつまらない。
欠点はあった方がおいしいのである。楽しいのである。面白いのである。
お酒のうまさは、ああ生きているという実感が得られることである。
体がそう実感するお酒がうまいのである。造り手と繋がっているという連帯感なのである。

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参加270チームで総勢2万7千人とあるから平均1チーム100人の群舞なのである。

by munojiya | 2012-06-12 00:02 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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