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2016-07-29 「あの時の母の気持がよくわかる」

実際子を持つと
あの時の母の気持ちがよくわかる。
』(典拠)。
私の母親はいつも美味しい物を食べる時に
いい部分をくれたり、多くくれていた。

自分には無理かも……と思っていたけど、実際子を持つと
あの時の母の気持ちがよくわかる。
子が喜ぶと嬉しいんだ。
それでくれていたんだ。

ありがとうお母さん。
』(同上)。
庵主の父も、甘くておいしいケーキを、自分は食べないで庵主に食べなさいと譲ってくれた。
今になって思うと、齢をとったら、甘いものなんか、食べたいとは思わなくなるのである。
食べたいのを我慢して子供に譲っていたわけではないのだということが分かるようになった。

齢をとると、甘いケーキを見ても、砂糖なんか食ってもしょうがないと思うようになった。
砂糖の甘さがエグイと感じるようになったのである。芸のない甘さだからである。
本当の甘さとは官能的な甘さにあるのである。←何言っているのか分からない、あるある。
それは、うまいお酒が湛〈たた〉えている甘さなのである。お酒がうまいわけである。

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酒粕を溶いて作った甘酒ではなく、米を麹で糖化させただけの甘酒がある。
そっちの甘酒の甘さは、砂糖の直接的な鋭〈エグ〉い甘さに比べると柔和な甘さである。
どっちが綺麗かといわれたら、砂糖の方が輪郭が明瞭な甘さなので分かりやすいが、
どっちがいいかと聞かれたら、米を糖化してできたまろやかな甘さの方が好きである。

庵主は、最近は砂糖を直接口にすることがなくなってしまった。
以前は珈琲や紅茶に砂糖を入れて飲んでいたが、いまでは、それもしなくなった。
砂糖の甘さを感じるとその甘さがクドいと感じるようになったからである。体質の変化だ。
で、今一番好きな甘さは、お酒の抑制のきいた甘さなのである。これはせつない甘さである。

by munojiya | 2012-07-29 00:01 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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