2012-08-01 そういう呑み方いいなぁ
地元の酒蔵を色々見せて頂いて蔵の方々と顔見知りになると
その人達が造ってるのを呑むのが一番楽しくなった。
そうなるともう純米かどうかなんてどうでもいい。普通酒も飲む。』(典拠299番)。
庵主は、そういう呑み方がいいと思うのである。
上手な呑み方だと思う。
おいしい呑み方だと思う。
造っている人の顔が分かると、まずい酒でも楽しく呑めるのである。
いつもうまいお酒を造っている人が、今度はまあなんでこんな酒を造ったのか。
それだけで酒の肴になるのである。
あるいは、安いお酒なのに、その値段にしてはどうしてこんなにうまいのか、と
思いは尽きないのである。安い酒でも上手な人が造れば十分うまいのである。
だいたい、うまいお酒が呑みたいだけなのに、米がどうの、造りがどうの、精米歩合がどうの
といった能書はどうでもいいのである。
出て来たお酒がうまけりゃいいのである。庵主はどうやって造ったなんか気にしない。
テレビを見る時に、電気回路の善し悪しを論じるかである。番組が面白ければ十分だろうに。