2012-08-16 それは食っていくための技
『こういう議論になると「いじめとは何なのか、それを考える必要が」とか言い出すヤツが
いて、「ネトウヨとは何か、定義を」みたいな話なんだが、そういう[の]は単なる思考停止
のためのレトリックなので、何の解決にもならない。
おいら、そういう事を言うヤツとか、「たかがナントカ、されどナントカ」みたいな、言って
も言わなくても同じセリフを口にするヤツというのは頭が悪いので大嫌いだ。』(新駄菓子本)。
火事が起こっている時にやることは、火事の定義を考えるよりも、まず火を消すことだろう。
出火を防ぐ方法はその後で考えるものである。
まずは、火を消す方法を考えることである。水を掛けるか、油の火災なら泡で消すか、
燃えている物が水や泡を掛けてはまずいものなら酸素を断って消すか、である。
「たかが野球、されど野球」という言葉を耳にするが、野球なんかどうでもいいことだから
それでいいのである。野球で燃え尽くすことはあっても、燃え死ぬことはないからである。
その点、酒呑みは「たかがお酒、されどお酒」なんて言い方はしないのである。
お酒は、うまいか、まずいかが呑めば一発で分かるからである。
ごまかしがきかないからである。お酒では、嘘を重ねれば詐欺ということになってしまう。
ごまかしがきく世界は時間潰しのネタとしては最良なのである。野球のいい所はそこにある。
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『イジメがなくならない理由が少し分かった気がする。
教師が馬鹿なんだな。』(59番)。いな、教師は利口なのである。
すぐ解決してしまったら食っていけないからなのである。妻子を養うためには、である。
暴行、喝上げ、自殺教唆は犯罪である。教育とは犯罪者を育てる場ではないだろうに。
違いがあるものを、恰も同じであるようにしておくことで儲かる人がいるということである。
純米酒と本醸造酒を、同じお酒であるかのように曖昧にしておくのもそれである。
産地を書いたら売れなくなる中国産、韓国産品はみごとにそれを曖昧にしているのである。
犯罪行為をいじめと称する学校業界もまた同じである。それは別物なのである。