2012-09-02 見なきゃよかったと思う映像
お酒がそうである。
いまでも日本酒ってのはまずい酒だと思っている人は、すぐ目の前にある、ちょっと横にある
うまいお酒を知らないだけなのである。
酒量のある人が、そういううまいお酒を知ったら呑みすぎてしまうから、知らない方がいい
のかもしれないが。うまいお酒とは案外呑めない人のためのお酒なのかもしれない。
先に、「正直見なきゃ良かった」写真というのを取り上げたが、
こんどは、本当に見なきゃ良かったと思うに違いない映像である。
これを見たら、自分の不明が恥ずかしくなってくるからである。
今まで騙されてきた自分があわれに思えてくる。マスコミに対する不信がわいてくる。
先の写真はしょせん他人事〈ひとごと〉ですませられるので、関わり合いにならなければ自分の
生活に支障はないものの、今度の映像は正に自分事なのである。知らないと支障がでる。
今もそうだが、昔も、といってもせいぜい六十余年まえのことだが、マスコミは肝心なことを
報道しないものだということが分かるのである。いや、マスコミは人を騙すというべきか。
新聞・TVは日々新たに起こる事件を報道するので手一杯だから、過去の出来事を今に伝える
仕事までは手が回らないのだということにしておこう。新聞は反省しないものなのである。