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2012-10-28 例えばこの説明が分からないのである

山田錦と玉栄50%精米の純米吟醸の中垂れです。
「中垂(なかだれ) とか「中汲(なかぐみ)」というのは、搾って出てくるお酒のうち、
最初に出てくるうすにごりの部分(あらばしり)と、最後に圧力をかけて搾る部分(責め)を
省いて、最もきれいな部分だけを別にして瓶詰めされたものです。
』(典拠)。

市販されているお酒は、うまいまずいは別として、安心して呑める酒だから、庵主はそれを
どうやって造っていようが気にしないが、一般的に真っ当な造り方をしているお酒の方が
うまいのである。では真っ当な造りというのはどいうお酒の造り方なのかということになるが
変な造り方をしていないお酒のことだとしか言いようがないのである。

お酒を自分で造ることがないものだから、その造り方の説明を聞いても庵主のような素人には
理解できないことが多い。極端な例が、モンドセレクション金賞のお酒である。
そのモンドセレクションって一体何物なのかが分からないのである。
冒頭の説明も、それがおいしいお酒なのだということは分かるがその意味が分からない。

何が分からないのかというと、まず、あらばしりと責めの部分のお酒はどうするのかという
ことである。その部分は捨ててしまうのか。もし普通は捨ててしまうものなら、お酒はすべて
中汲みの酒なのだから、ことさら「中汲」と謳う必要がないことになるので、そのあらばしり
と責めのお酒の行方が気になってしまうのである。疑問はさらに膨らむのである。

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素人=お酒を造らない人。もしくは酒造免許を持っていないので造れない人のこと。

by munojiya | 2012-10-28 00:03 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya