人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2012-11-15 笑えるお酒その弐のツカミ 福徳長韮崎工場

「実力」というのは、それを相手に押しつける事ができる力のことである。
仮に、それが間違っている事であっても相手を納得させてしまう力をいうのである。
銃を突きつけられて、俺の言う事を聞けといわれたときも納得するしかないのであるが。
まずいお酒でも、呑み手が笑って受け付けてしまうものも実力のあるお酒というのである。

安いお酒はその実力に欠けるのである。呑み手に夢を与えられない酒だということである。
高いお酒はその看板だけでも押しがきくが、安い酒は安かろう悪かろうという先入観がある
から不利である。本当にうまいお酒でないと呑み手は安心してうまいと言えないのである。
商品としての食物はうまいということを売っているのではなく安心感を売っているのである。

幸いな事に、安い食べ物は予想通りやっぱりまずいのである。
一見うまいと感じてもやっぱり味が浅いのである。空腹は満たせるが満足感が満たせない。
本ビールがその実例である。
今度こそはうまいかと思って飲んでみるが、素面では酔えない味がするのである。

福徳長の韮崎工場のお酒が気になっていたのである。酒造所ではなく工場なのである。
ひたすら安い売値で勝負する紙パック酒造りに特化している工場のようなのである。
ただ、韮崎工場のお酒は味見用の1合パックの製品が見当たらないのである。
小さくて900ML、大は3Lの紙パックである。外れたら目も当てられない容量なのである。
by munojiya | 2012-11-15 00:03 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya