2012-11-26 ボヌーの味わい
庵主が自腹を切って飲むことになったボヌー、すなわちボジョレ・ヌーボが
「アルベール・ビショー/ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー2012」である。
四合瓶、といってもECのワインは統一規格ということで今は750ML瓶(小太り瓶)に
なっているが、それで2580円もするワインである。庵主に言わせると大枚である。
四合瓶で2500円といえば、日本酒なら、一升5000円の酒である。
一升瓶で3000円も出せば十分にうまいお酒がいくらでも手に入るのである。
それが5000円となったら、十分を越えてうますぎるお酒が買えてしまう値段である。
その日本酒の味わいと比較して飲んだら、ボヌーが可哀相なのである。
ボヌーは味わいを楽しむ酒ではない。新酒祭りというイベントを楽しむ酒なのである。
蔵の開放日に蔵元で呑むお酒の味の出来を論じても始まらないのと同じである。
その雰囲気を味わうものだからである。蔵で呑むお酒だからゆえにどれもおいしいのである。
おいしく感じるのである。蔵が開放された日に大勢で賑やかに呑むことが楽しいのである。
庵主が買ったボヌーの能書である。
『ズベリーやカシスを思わせる果実の豊かな香り、芳醇な味わいが楽しめるヴィラージュ・
ヌーヴォー。樹齢25年以上のブドウのみを使用した、深みと複雑さのある味わいをお楽しみ
ください。』。酒は楽しんで飲んだ方が勝ちなのである。楽しませて貰ったのである。
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ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーの「ヴィラージュ」とは、この人が教えてくれた。
産地限定、格上地区で造られたボジョレ・ヌーボーという意味だという。
庵主は知らずして、高級なボヌーを口にしていたというわけである。
山田錦でいえば、播州は特A地区でとれた米といったところか。高い理由は分かるが。
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ボヌーとは、航空運賃を飲むようなものらしい。日仏友好、航空輸送支援事業なのである。
庵主が買わされたボヌーのラベルには、しっかり「AIR」と書かれている。航空便である。
ペットボトルに入っているボヌーが安いのは軽量にして航空運賃の負担を減らしたからである。
ならばボヌーの売値に占める航空運賃は、この人が教えてくれた。
