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2013-01-08 「太平山/辛口・糖類無添加」(天の巻)

黒地に金色で「太平山」と書かれたすっきりしたラベルに、白文字で大きく「辛口」とあり、
さらに「糖類無添加」とこれまた筆文字で堂々と謳っているのである。
かつ、値段が四合瓶で688円である。
688円の辛口ときたら、庵主はアル添のスカスカ酒を想像するのである。

値段が安いのはアル添で増量しているからである。
アルコールを加えたせいでお酒が痩せて、いわゆる「辛口」になるからである。
それを、さらに「糖類無添加」だと強調するのは悪のりというものだろう。
しかし、あの「津月〈つづき〉」を世に放った「太平山」の安酒である。

おっと低価格酒である。なにか技があるに違いないと思わせるのである。
四合瓶で688円のお酒では、かつて「福の友」に傑作があったことを知っているから、
その値段を見て、かえって好奇心をそそられたのである。で、買っちゃった。
「糖類無添加」というのはなんぞや、である。

ということは、「当社比」と書かれていないことから、他の一般的なお酒には砂糖(糖類)が
混ぜられているということなのか、と邪推してしまうのである。そんなことはないのに。
糖類がまぜられているお酒というのは、はっきりいって紙パックで売られるような安いお酒
なのである。真っ当なお酒はそれ自体に十分な甘みがあるから加糖は不要だからである。

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by munojiya | 2013-01-08 08:16 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

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