2013-01-30 マイナーチェンジ「麦とホップ」
フルモデルチェンジとはその車種の全体を設計から新しくして改善することである。
車名は同じだが中身を基本設計からすっかり変えてしまう販売方法である。
マイナーチェンジとは従来の車の一部を目新しくする販売方法である。
いずれも、「新」という言葉で販売を促進しようという手法である。
フルモデルチェンジは、中身が変わってしまうのだからそれを同じ車名で呼ぶのは詐欺、いや
不正表示もしくは不当表示といっていいだろう。
しかし、その車のコンセプト(商魂)は同じなのだからそれでもいいというのである。
ならば、仏教徒がフルモデルチェンジしてキリスト教徒になっても、従来通りその人を仏教徒
と呼んでいいのかということになるが、コンセプト(人物)は同じとはいえそうはいえまい。
マイナーチェンジの場合は、手直しが必要だったということで、当初の車が欠陥商品というか
不完全商品だったということだから、そんな車を売っていたというなら金を返すところだろう。
自動車ジャーナリストはそれを品質改良だと称賛するのだ。所詮は広告屋の手先なのである。
庵主が日頃馬鹿にしている本ビールも実はこまめにマイナーチェンジをやっているのである。
サッポロの「麦とホップ」がまたまた「New!」と称して品質改良をおこなった。
本ビールも侮れないのである。いや、隅に置けないのである。目を離せないのである。
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「麦とホップ」はその黒も同時にマイナーチェンジをしたから、フルにモデルチェンジである。
それでも同じ酒銘で売るというコンセプトは何かというと、ビールそっくりのアル添酒を造る
ということである。今度のマイナーチェンジで香りはよりビールに近くなったが、しかし味は
アルコール(スカスカ)なのである。コンセプトは実はそっちのスカスカ感なのかもしれない。
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