2013-06-15 それは逆 釣りは肴を釣ることである
ゴルフ同様、興味がないのである。
それらが好きな人は、「やってみたら面白いよ」とはいうが、庵主には全然興味がない。
ゴルフなどは、上司からそれを勧められたものだから会社をやめてしまったのである。
もちろん、上司は、社内でもっと大きな仕事ができるようにと、厚意で勧めてくれたことは
分かっているが、ゴルフは残念ながら庵主の興味の範囲外だったのである。
いやなことはしたくなかったからである。
というより、お酒同様、庵主には嫌なことをこなす能力がなかったのである。
お酒も、まずい酒が呑みたくないのではなく、まずい酒は体質的に呑めないのである。
そういうお酒を口に含むと体が拒絶反応を起こしてしまうからである。
うまいお酒ならすーっと入ってしまうのに、まずい酒の時は本当に喉につかえてしまうのだ。
吐き出すのも勿体ないので、無理を押して呑み込んでしまうのだが。
釣りというのは魚を釣ることだと思っていたのである。それは見方が逆だった。
『楽曲作りは釣りのようなもの』(典拠)。
そうか、釣りというのは魚が釣れるまでの間合いを楽しむものなのか。入れ食い状態は醍醐味
というより商業漁業をやっているようなものだ。釣りとは釣れない時間が釣りなのである。