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2013-06-18 生ビール無宿(達観篇)

しかし、それにしてもである。
と思うような出来事があった。愕然としたのである。ある中華料理店でのことである。
生ビールを頼んだら、出てきた「生ビール」が本ビールのそれだったのである。
ここでいう生ビールというのは、樽詰めをサーバーを使って提供するスタイルのことである。

あとから勘定を見たら、以前の値段と変わらなかった。
すなわち、利益を上げるために、その店では、生ビールの質を一つ、いや二つ、いや三つだ、
一気にランクを下げてしまったというわけである。あえて詐欺とは言わないが、これは酷い。
経営者が支那人なので、“中国人”らしい、と言ったら今では「差別」になるのだったか。

庵主は差別主義者ではないので、いわゆる「差別用語」は気にしていないのである。
第一、だれがそれを決めたのか分からない言葉の遣い分けなんかできないのである。
なぜその言葉を遣っちゃいけないのか、理油が分からないからである。
純米酒の定義が変わっても庵主の所にはその説明がないように、差別用語も同様である。

他人が勝手に変えるものに同意する理油がないということである。好き嫌いは自分で決める。
「生ビール」はビールの品質ではないと書いたが、「ビール」の部分はビールでないと困る。
それが本ビール(「モドキビール」)だったら、はっきりいって不当表示というものだろう。
しかし、である。その「金麦」の生ビールが存外うまかったのはサーバーの実力だったのか。

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「生ビール」の「金麦」は、缶の味わいに比べてコクがあり、あの酸味さえ感じたのである。
味に、十分な厚みと濃厚な感じがする味わいだった。
となると、庵主が感じている「あの酸味」というのはサーバーの癖によるものなのか。
しかし、本ビールがいくらうまいといっても、「プレミアムモルツ」と比べるのはねぇ。

by munojiya | 2013-06-18 00:03 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

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