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2013-06-23 医者の言うこと

健康法という本がある。
その手の本の著者は、こうして自分の不健康を治したという実績を明らかにするのである。
健康な人がその本に書かれていることを実践すればより健康になれると思うのは早計である。
そういう本は、不健康な肉体を持っている人が書いていることが多いのである。

不健康というのは、その肉体が正常な状態から外れているということだから別の言葉を使えば
片端だということである。すなわち、片端の「健康法」なのである。
酒で言えば、糖質0のお酒とか、プリン体カットビールの世界である。
砂糖を極端に減らしたお汁粉や塩分の薄い蕎麦つゆがうまいかということである。

その手の健康法は、健康な肉体を持っている人には無意味なのである。
まずいものを信奉したい人にとっては神言なのだろうが、庵主はまずい酒は駄目である。
飲めない。ノンアルコールビールのどこがうまいのか、庵主には判らないのである。
医者のいうことは正しいか。信じる者は救われるとでも言えばいいのだろうか。

泌尿器科の先生は、年寄りの夜間頻尿の原因になるので夜はあまり水分を飲むなという。
一方、心臓科の先生は、年寄りは心臓のために寝る前に水分をしっかりとれというのである。
夜は、水を飲まない方がいいのか、飲んだ方がいいのか、年寄りはとまどうのである。
どっちが嘘をついているのか。尚、お酒を飲んだ時のやわらぎ水は飲んだ方がいいのである。

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だれが食べてもうまいと感じる加工食品と大してうまくない本物食品があったら
どっちを食べるかということである。
食品添加物を巧みに使って作られた加工食品を口にすることは健康なのか。精神的不健康。
これは本物だからと信じてうまくない食品を食べることが健康なのか。肉体的不健康。

思えば、食べるということは、他の命を食らうということだらか、
どっちを選んでも、やっていることはそれほど変わらないということなのである。
アルコールはうまいお酒を呑んでも、まずいお酒を呑んでも毒であることに変わりないので、
庵主は躊躇わずうまいお酒を選ぶのである。少量しか嗜まないから選択時に迷いは生じない。

by munojiya | 2013-06-23 19:09 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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