2014-02-01 下戸は料理屋に近寄るな
呑め過ぎる人は上戸〈じょうご〉である。
言葉の由来はネットで調べればすぐ分かる。
庵主は、客観的には下戸である。
酒の量が呑めない。
しかし、うまいお酒なら呑めるのである。
そういうのはスケベとでも呼ぶのか。漢字で書くと、好き者に神戸の戸で「好戸」。
そういう人は料理屋に近寄ってはいけないというのである。お店のためにならないから。
『飲んべえ客と下戸では、客単価がヘタすると倍半分違うことになるので、友里は
下戸客を区別するのは当然
と思いこんでいたので、この結果にひっくり返ったのであります。』(典拠)。
店主に聞くと、多くは「区別しない」と、建前の回答をするというのである。
酒を注文しない客とか、ランチにしか来ない客というのは、「客」の定義に当てはまらない
ということは想像しなくても分かることである(欄外)。食事と餌の違いみたいに、である。
酒を頼まないのは子供の客である。大人ならちゃんとお酒が呑めないと駄目なのである。
庵主は、まずい酒が呑めないから、そういうお店には出入りしないのである。
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料理屋の店主に「下戸客を区別しますか」と訊くということは、韓国人に「独島はどこの国の
ものですか」と訊くようなものである。
建前の、嘘の返事しか返ってこないのである。
本当は日本領だろうと思っていても、そうは答えられないのだから。