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うれしいけれど困ること

最近は
日本酒のきき酒会やお酒の会に行くと
若い女性の参加者が多い。
それは場が華やかになるからうれしいことであるが困るのである。

庵主が酒に弱いのか
そういうところに出てくる女が酒に強いのかわからないが
みたところ
かなりお酒の量を嗜まれるようである。

しかし、お酒のラベルの注意書きにはこう書かれている。
「お酒は20歳になってから」と並んで
「妊娠中の女性の飲酒は胎児に悪影響を与えることがあります。」と。
一言でいえば、女子供はお酒を呑んではいけませんということなのである。

まさか
お客様に面と向かって
ガキと女はうちの酒を呑むんじゃないよとは書けないから
婉曲に書いてあるのである。

字が読めるのならその意をしっかり汲み取れということである。
もっとも
おれはもう子供をやめた
女をやめたという人はその限りではないということである。

ていねいな蔵元だと「妊娠中、授乳中の飲酒は控えましょう。」と書いている。
控えましょうとは、呑んではいけないという意味である。
そんな長い期間、一度癖になったお酒をやめられますか。
だから女性は若いうちからお酒なんか呑んじゃいけないよと書いてあるのである。

でも、お酒をきこしめして
ほんのりくつろいでいる若い女性の表情は美しいのである。
それに日本酒を呑んでいる女性の肌はきれいである。
きれいに見えるのである。

昔なら
たばこを吸う女は不良少女だった。
いまはたばこ会社の長期CM戦略が功を奏して
いまやたばこは女が吸うものという観を呈している。

ほんとうは女性の社会進出が進んでストレスが高まったからである。
むかしの男がよくたばこを吸ったのも
それなりのストレスがあったからである。
男でも女でも仕事をもっている人の喫煙率はそれほど変わらないと思う。

これまでは
外に出て働く女性が、男に比べてすくなかったから
女の喫煙が目につかなかっただけである。
女性の飲酒もそれに似たところがある。

うちで一人で酒を呑んでもおいしくないが、
会社勤めなどを始めると
一仕事終わったあとの一杯とか
コミュニケーションの一杯が必要なのである。

息抜きである、接待である。
すなわち女性がお酒を呑む機会が増えたということなのである。
しかも女はケチだから
同じお酒を呑むならしっかりうまいお酒をみつけてきて呑んでいる。

それで、庵主は呑み会では女の人に聞くのである。
最近呑んだうまいお酒を教えて、と。
それを探して呑んでみるとたしかにうまいのである。
だから女の酒飲みは庵主にとっては情報源として重宝なのだが、でも。
by munojiya | 2005-10-27 01:23 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya