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2014-10-06 毒親毒母

子供を殺すのにうってつけの言葉が二つあるという。それを多発するのが毒親毒母である。
「どうせ、あなたなんか何をやっても無駄よ」
「あなたは絶対に幸せになれない」
』(典拠)。
それを何度も繰り返してわが子にぶつけるのだという。他人の子にやったら気違いである。

その呪文を何度も何度も繰り返し聞かされると、子供は自分がおかしいのではないかとか、
自分は間違っているのではないかと思い込むようになるという。
それに加えて、子供に判断をさせないという究極の仕打ちを加えると、子供は完全に狂う。
究極の仕打ちは、それをやられると大人も自信がなくなってしまうほどの威力がある。

昔、STという「自己啓発」の手法があったが、その核心はそれなのである。洗脳である。
たとえば、庵主がこのお酒はうまいといったら、それは間違っていると言って、その判断能力
を否定するのである。「うまい」という度に「そんな酒がうまいというのは舌のレベルが低い」
などと権威をもって否定されると、だんだん自分の判断能力に対する自信がぐらついてくる。

「うまい」を言葉で表現すると、それを否定する毒言に動揺しかねないが、本当にうまいお酒
は体がだまってそれを認めるものだから、相手の毒言は何の意味もなさないから救われる。
相手の体の方が、その「うまい」が判らない不具だということも十分考えられるからである。
まずいお酒なら口直しの酒を選べるが、子は親を取り替えられないから困るのである。

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「ST」の説明はここにあるのだが、宮部みゆきの原作をドラマ化した「ペテロの葬列」を
まだ見ていない人にはネタバレになるので、ネタバレというのは、手品の種を先に知ってしま
うようなものだから、せっかくのドラマの面白さをそいでしまう愚劣な行為ゆえに読まない方
がいいかもしれないということを断った上でリンクしておく。読まない事をお勧めする。

by munojiya | 2014-10-06 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya