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2015-03-13 余外篇「戦艦武蔵」

映画監督の清水宏〈しみず・ひろし〉は、といっても昔〈せんご〉の人なので、その名前を
知っている人は少ないだろうが、自分が取った写真〈えいが〉は撮りっぱなしで自分で見る
事はなかったという。
同じ松竹の脚本家だった岸松雄によると、田中絹代を何度か妊娠させた男だという。

田中絹代も古い女優だが古い人なら大概知っている筈である。
田中絹代は結局子供を産まなかったのではあるが。
それとは関係ないが、絹代というと、庵主は石川さゆりを思い浮かべてしまうのである。
で、その話は庵主が直接聞いた話であるから間違いないと言いたいところだが。

これは立川談志から直接聞いた話だが、林家正蔵(元こぶ平)は三平が外で作った子供だと。
いずれも、それが間違いない事かどうかは判らないのである。
どちらも講演会とか寄席で、当人から直に聞いた話ではあるが、当人がどこまで本当の事を
言っているから庵主には判らないからである。客を喜ばせているだけなのかもしれないので。

で、話は戻って、庵主も自分が書いたものは書きっぱなしで読み直すことはまずないが、
たまたま見たら、当ブログの一番人気が「夏子の酒」よりも「戦艦武蔵」になっていたのだ。
最近武蔵が見つかったというからそれが古い記事にアクセスさせたのだろう。
大和の艦載酒は確か「賀茂鶴」だと思ったが、「武蔵」は何だったのだろうか。

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庵主は、乗組員で沈没までつきあって生還した渡辺清が書いた「海の城」と「戦艦武蔵の最期」
から入ったから、大和よりも武蔵の方に親近感を感じるのである。長女より次女の方が可愛い。
武蔵の沈没に直面して生き延びた何人かの乗組員の証言を撮った映画が公開されたときは早速
観に行ったものだ。毒蝮三太夫が東京スカイツリーは武蔵の鎮魂塔だとラジオで言っていた。

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余外篇の余外〈らんがい〉の余外篇
韓国人が『狂ったようにうまい』と太鼓判を押したのが新宿の「麺屋武蔵」のラーメンである。
あ、あそこかと、場所に心当たりがあったので、さっそく食べに行ったのである。
ちなみに、こちらの武蔵は宮本武蔵の武蔵である。

確かに凄かった。値段が。ラーメン1杯がなんと1100円もするのである。なのに混んでる。
庵主が買うお酒の上限は四合瓶で1653円だが、ラーメンのそれは700円である。
が、韓国人を狂わせる味がどんなものか確かめるために大枚をはたいたのである。
そして、食べ終わって、やめとけばよかったと思ったのである。

うまいかまずいかは、ここでは論じない。人の好みはそれぞれだからである。特にラーメンは。
庵主は、いま極シンプルな味のラーメンを高きに置いているから、今のラーメン界とは一線を
画しているからでもある。
「麺屋武蔵」のラーメンは、まず、そのボリュームに圧倒されたのである。

肉厚のチャーシューというのか、豚の角煮と呼んだほうがいいのか、分厚い肉が3枚、いや、
3固まりも乗って出てくるのである。味はうまい。半熟玉子は丸々一個そのまま。
育ち盛りの若い人なら狂いたくなるのだろうが、しかし、庵主には量〈に〉が重過ぎた。
1年間に食べる肉を一気に食べた様な気持で、あえなく沈没してしまったのである。もち完食。

by munojiya | 2015-03-13 00:03 | 余外篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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