2015-07-05 名作
知れば知るほどに嫌になるのが韓国だというが、その話は事情が判れば判るほど涙をそそる
というのである。
当ブログの息(4行4連)と原文の息づかいが合わないので無理に「下と克と上」に分けた。
元モーニング娘の“飯田かおり”がファンを集めて行なったバスツアーでの話だという。
下『夜短冊を飾ってたら
ガイドが「七夕は一年に一度織姫様と彦星が会える日なんです」
とかいってさ、ファンの皆さんも飯田さんに会えて良かったですね、なんて言うんだよ』
『そしたら誰かが急にちいさいこえで「彦星様見つかってよかったねカオリン」なんて言って
みんながざわざわしてから口々におめでとうを言い始めた
俺はそんなこと言えるわけないから下向いて唾飲んでたんだ』
『これ初めて見てぐぐってみたけど酷くてワロタ』委細は欄外。笑える人は幸せなのである。
上『どんなバカヤロウがそんな偽善ぬかしてるのかと隣みたらさ
おめでとうとかいってるオッサンがみんな泣いてた
俺も泣いた』(典拠)。
うまいお酒は人を幸せモードに誘うように、名作はお笑いモードに導いてくれるのである。
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委細である。話は2007年の事だという。
庵主は、そのカオリンこと飯田圭織というアイドルの顔を知らないで、まず顔を見ておこう。
羅列された事柄だけを読んでも、どこが可笑しいのか分からないので解説が必要だという方は
こちらの記事をどうぞ。その哀愁が笑いを誘うのである。
『・メインはバーベキュー用のソーセージと肉(肉は一人一枚。ソーセージは1人一本。)
・8人テーブルに1.5リットルの烏龍茶一本(キッコーマン製)
・デザートはバナナ切り落とし(約7名のデーブルに付き3本分のバナナ切り落としが皿に
盛られて用意された)。
・お楽しみ企画は寂びれた遊園地に在りそうなジャンボ迷路。食後に行われた。;
・時間が推して[押して]いた為に、約半数のヲタをジャンボ迷路に放置したまま迷路出口で
次のイベント開始。
・飯田とヲタで笹の葉サラサラを合唱
・ヲタ、飯田のトーク中に号泣(原因は不明)
・ビールは別売(一杯500円?)
・最後にバスが飯田の周りをぐるっと一周回って帰路につく
・バナナを一人二本食べたヲタがスタッフに人として失格とか言われて叱られた』(典拠)。
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『伝説のコピペ』とされている部分も付け加えておく。
人気を売る商売というのは罪作りな部分もあるのである。
視点を変えれば、人から愛されるということは恐い事なのである。
車間距離というが、人間〈じんかん〉距離の感覚が壊れてしまうことが愛するという事である。
『解散して帰宅の電車に一人で乗った途端に嗚咽してしまった
他の乗客の視線を意識してみっともないとは思ったが涙も泣き声も止まらない
席から立ち上がる気力もなく家の最寄り駅を大分過ぎてから漸く下車した
今だに家に帰る気持ちにはなれずホームのベンチにへたり込んでいる
こんな惨めで虚しくて情けない気持ちになったのは生まれて初めてだ
電車が入線してくる度いっそホームに飛び込もうかとも思ってしまう
帰りのバスの車内では十年間応援し続けてきた人間に対して
最後にこの仕打ちは酷過ぎるとも憤ってもいたが今はどうでも良い
本当にもう何もかもどうでも良い』(典拠737)。
人間〈にんげん)とは、人間〈じんかん)距離がちゃんととれる人の事だ、というのうが
庵主の人間〈にんげん〉の定義である。人間距離が異常に近づくのは、いうなれば交通事故の
一歩手前の状態だということである。人間間ではその事故を「愛(合い)」と呼ぶのである。