2015-08-30 今週の笑い話「ルビ」
転じて、振り仮名のこともルビという。
漢字の場合、普通はルビの文字数は元の漢字の字数より多くなるが、中には漢字の文字数の
方が多いものもある。「香具師」がそうである。ルビは「やし」である。
その極端な例が今日のネタである。
「田原総一郎」のルビは「さ」である。
「本多勝一」のルビは「わ」である。
「柳田邦男」のルビは「し」である。詐話師に通じるのである。
小説家森村誠一が「悪魔の飽食」なる本を書いたのである。「悪魔の呑食」がないのが惜しい。
ご存じの通り、満洲にあった七三一部隊が生体実験をやっていたというおどろおどろしい
小説である。ノンフィクション小説とあるから、はなから形容矛盾なのである。
そのインチキ本の推薦者が上の3人だったというわけである。今なら笑い話なのである。
手が込んでいる小説だった。『その悪魔の飽食で捏造写真としてバレたのが、
20世紀初頭の満州におけるペスト流行の時の写真でした。
これをいわゆる南京大虐殺などと同じく
まったく違うキャプションをくっつけて事実を捏造していました。』(典拠)。
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「悪魔の飽食」は改版する度に進化する小説なのだという。
前の版で辻褄が合わなかったところを少しずつ手直しして刊行しているという。
読者は共産党の最新の嘘を楽しむことができるという趣向である。
上の写真の悪用については版元の光文社も認めざるを得なかったという。
『それがバレて光文社版は回収され絶版となりますが、
角川からのちにまとめて出版されることになりました。』(典拠)。
『「版が変わる度に幾度か内容に整合性を持たせるように書き換えてるノンフィクション」
という新境地を森村誠一が開拓した作品です。』(同前)。
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『安倍政権には歴史問題(朝日や共産党などが捏造した)を使って今までのように内政干渉を
やっても通用しない事と、支那経済の崩壊もあって余裕が無くなってきていているのでしょう。
とにかく歴史問題で日本に土下座させることで
今までどおり日本を押さえつけて優位に立ちたいという所なのでしょう。』(典拠)。
『習近平政権がそのために呼びつけてきた日本の政治家が
鳩山由紀夫、村山富市、河野洋平、加藤紘一など。』(同前)。
さすがに、四氏のルビはここでは書くわけにはいかないのである。
ここでは仮に、「ぜ」「つ」「ぼ」「う」とでも振っておこう。